どうしても、気に入った家を建てたい。 必死に土地を探すお客様
最近お見えになったお客様。
どうしてもご自分で気に入った家が建てたいと、土地を探していました。
以前土地を買い、家を建てた事があるそうです。
その家は、諸事情があり手放されました。その時に建ててもらったハウスメーカーが大変気に入っていたので、今回も是非そこに頼みたいと希望されています。
来店早々、陽当りが悪くても構いません、43条但し書きの道路でも構いません、土地の間口(道路と土地への出入り口)が2mしかなくても構いません。
いきなり言われた言葉に少々驚きました。
43条但し書き道路というのは、簡単に言うと道路として認められていない道路で、そこに接道している土地は建築ができない。という事になっています。ただし、許可を得ればたてる事ができるという土地で、少々難点のある土地という事です。
要するに、難点がある土地の方が一般的に安いのです。
だから、土地の金額が安いものを探しています、という事でした。
どうしても、家を建てたい。 住宅ローンも、なかなか厳しい。
実は、そのお客様は女性で現在一人のお子様がいます。
更に今年暮れ頃には、もう一人お子さんが生まれる予定なのです。
ご主人はいるのですが、住宅ローンが組めない事情がありました。
その方は、一時母子家庭で働きながら、一生懸命貯金をされています。
かなりの金額を貯められ、お子さんが生まれる前に自分でローンを組んで
お気に入りのハウスメーカーで家を建てる、と強く希望されていました。
貯金は、頑張ったのですがその方が住宅ローンを組むのは結構難しい内容です。
現在の会社の勤続年数は1年、それもパート扱い。
ですので、昨年の年収もそれほど多くありませんでした。
普通の銀行では、まずローンを組むことは難しいのです。
ローンが組めなければ、いくら安い土地を探したとしても、
さすがに土地の購入、家の建築はできません。
正直、最初は無理ではないかと思いました。
住宅ローンは大丈夫です。 でも、土地がありません。
その方、片っ端から不動産会社をあたり、毎日ネットで情報をチェック。
これは、と思う土地に何度もトライしていました。
そして、一度小さいながら希望に沿うような土地を紹介され、フラットという融資方法で審査が通ったというのです。
ところが、その土地は結局不動産会社が恐らくもう少し条件の良い他の人に売却する事になってしまったのです。
ガッカリしたその方は、何と道を歩いて良さそうな土地があると、所有者を探して売って下さい、と頼みこんだりしていたそうです。
もう、その熱意とガッツたるや、不動産を営むものとして頭が下がりました。
なので、心からお手伝いをしてあげたい、と思っています。
何とか、素敵な家が建つように。
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