株式会社あすかハウジング
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毎週水曜日・第2、第4火曜日
2018年06月04日
ブログ

管理されていない分譲マンション。 ① これ以上は建物がもちません


バブル期に建設された小さなマンション。駅からも近く良い立地なのですが、当時は建築した会社が所有にからんだりしていたので、特に管理規約も管理組合もなく時が経っていきました。

バブルもはじけ、どんどん古くなっていくまま、分譲の為所有者はそれぞれ売却を重ねていきました。そして、ついに建物全体は誰も管理することのないままでした。

各部屋は、所有者がそのまま住んでいたり賃貸に出したりしていました。

そうするうちに、当然建物は塗装、外装は劣化、共用部もゴミの山、手摺や階段は錆だらけ。あちこちで、雨漏りや水漏れといった問題が起きていました。

問題が起きるたび、直接かかわる箇所を所有している方が、その部分を何とか修理し、だましだまし使っている状態でした。

それが、遂に外階段の錆び、腐食がひどくなり階段が落ちそうだ、という事態にまでなりました。

もう目をつぶる事もできないので、当社が賃貸で関わっている所有者の方と共に何とかしなくては駄目だと動き出しました。

まずは、階段が危険です。 落ちるかもしれません。


4階建てなのですが、3階、4階へ昇る階段は腐食も進みいつ落ちるかわからない状態。

実際、以前に一度階段が部分的に落ちた事もありました。そのときも、応急処置のみで対応していました。(費用は、個別に当社から所有者へ請求しました)

まず、現在の所有者を調べ、平行して工事業者を探し見積を取りました。所有者は当社でもわかる方もいましたが、電話番号すらわからない所有者など全く連絡が取れない方もいました。

一緒に動き始めた所有者のお一人が、少々遠方の方の家まで直接行っては一軒づつ現在の危険性と緊急性のお話をされました。

そして、数ヵ月後何とか、所有者全員に集まって頂く事となりました。

そこで、オーナー全員による打ち合わせが3年前に初めて実施されました。

オーナーが初めて顔合わせをしました。 これからの対策は?


階段工事の費用はザットみても400万円はかかります。

オーナーは全員で9人。そして、修繕積立金も管理費もなかったマンションです。費用は全員で負担して支払うしか方法がありません。

打ち合わせ会で、初めて顔を合わせた方々に現在の状況を認識して頂きました。まずは、工事を行う事を了承して頂きます。費用は一軒当り30万から40万の負担。(面積按分の為)それでもやらざるを得ません。やっと、工事が出来ることとなりました。

そして、今後を踏まえて自治会を結成しました。

当社は、今までボランティアのオブザーバー(?)的なものでしたが、窓口としての管理会社になり、今後管理費を徴収していくことになりました。

 

階段工事が施工されました。


自治会立ち上げのために一人で奔走して下さったオーナーは、固辞されたのですが

とりあえず、自治会の窓口となっていただきました。

工事は、費用が安くなるからとオーナーの内お一人が工事業者だからと施工してもらいました。鉄階段の腐食はひどく、費用をかけられないので、大きな補強はできませんでしたが、とにかく4階まで心配しないであがれる階段ができました。

4階は賃貸人の方が住んでいましたが、窓口となったオーナー(4階所有者ではありません)に本当に感謝をしていました。

それから3年。まだまだ、問題山積みのマンションです。

本日2回目の自治会 全員出席のもと、会合を開催しました。

その様子も後日お話したいと思います。

 

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