賃貸物件は届け出された入居者以外は入居が認められていない
賃貸物件では、基本的に契約時に入居者を届けます。
契約者本人や入居者・同居者として届け出のあった人が入居。
契約者が入居しない場合でも
入居者として認められている方のみとなります。
例えば法人契約で、入るのはその従業員などです。
まれに特約で、法人で借りて入居者が入れ替わる事が
認められているケースもあります。
通常賃貸借契約書には、はっきり記載があります。
でもそれを理解していない方か
特に気にしていない方も多いようです。
名義貸しなど転貸目的の契約は解約の対象になります。
違反であるとハッキリみなされるケース。
これは転貸というものです。
賃貸借契約を結んでいる借主が、無断で他人に貸してしまうという場合です。
借りている部屋なのだから、自分がどう使うか勝手。
そんな考え方なのかもしれませんが、
これは NG 絶対に駄目です。
悪質なケースでは、最初から人に貸すつもりで
物件を借りる。そんな事すらあります。
当然それは、契約違反。貸主側から解約される理由になります。
自分がしばらく住まないから、友人を住まわせた
軽い気持ちで考えたとしても
これも厳密にいえば転貸にあたるかもしれません。
短期間であっても、きちんと
届出をして了解を得る事が必要です。
ワンルームで勝手に同棲?これも違反です。
良くあるケースとして
ワンルームなど一人用のお部屋に
彼、彼女などと一緒に住み始めるものです。
もともと単身者用として貸しているケースが殆ど。
契約する時には入居者一人で住むことになっていました。
そこに、いつの間にか他の人と一緒に住むことも原則禁止です。
たまに、友人やご家族が泊まりにくるのであれば
特に問題にはなりません。
ですが、そこを住居として入居者以外の人が住むのは
もちろん違反です。
以前女性専用ワンルームなのに
彼氏が住み込んでいたことがありました。
彼氏は当然男性なのに、
アパートの廊下をウロウロしたり敷地内を歩いたりします。
当然、他の入居者は怖がり当社に連絡がきます。
入居者に注意すると、「彼氏です!」
と当然のように言い返されました。
無断で入居者以外の人が住むことも、
女性専用なのに男性が住む。
当然違反です。
何度注意しても改められません。
確認すると、その彼氏はそのアパートで住民登録もしていたのです。
最終的には退去して頂く事になりました。
家族用の物件でも、入居者が増える場合には届出が必要です。
大抵の場合、違反となります。
二人入居可となっている場合でも
無断で届けられた人以外が、住むこともダメです。
その場合、予め貸主や管理会社に届け出て許可をもらって下さい。
2DKなどのファミリー用と言われる物件でも同じです。
単身で入居したのであれば
入居する人が増える場合は、届出が必要です。
細かく言えば、お子様が生まれた場合も
届出をして頂きたいと思います。
入居している方や、人数は貸主が承知している事になっています。
もし、事故やトラブルが起こったとしても 対処できません。
特に単身者用の場合、音の問題などのトラブルが起きがちです。
もし、彼氏と一緒に住むことになったのなら
新しく、お部屋を借りなおすのが良いでしょう。
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