株式会社あすかハウジング
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毎週水曜日・第2、第4火曜日
2018年09月07日
ブログ

手放すしかないの?このアパート ①

築29年になる木造アパート。
大家さんと共に歩いてきたと言っても良いくらいです。
あの昭和終わりから平成初めの異常なバブル期に建てられた建物です。
不動産価格はドンドン上昇し、金融機関はお金を貸したがり、アパートなども異常な価格でたくさん建った頃です。
そのアパートは、建てた大家さんが厳しい状態になり売りに出されました。
そして、堅実な寿司職人であったご主人が、道路拡張の立退きで得た保証金で将来の為にと、購入したものでした。
当時は、駅から10分のワンルームが、高い家賃で何の苦労もせずに埋まりました。
ご主人も、お寿司をにぎりながら、安定した家賃収入がはいり、奥様はお店を手伝いながら、二人の可愛いお嬢さんを育てていました。
 

ご主人が他界。でもそのアパートのおかげで生活できました。

その後、バブルははじけ、不動産の価格もドンドン下がっていきました。

でも、無理な借り入れをした訳ではなかったので、ひどく困るような事はありません。

ところが、ご主人が急な病気で他界されたのです。

お店はやむなく閉店しました。ローンはご主人が亡くなられた事で、保険金で返済。

それから、家賃は下がっていきましたが、お嬢さんも段々大きくなりその家賃収入で楽ではありませんが、生活していけました。

お嬢さんの一人は、独立しようとして、そのアパートの1室に一人で数年住んだりしました。家賃は払っていませんでしたが-----

段々古くなっていくアパート。 家賃も下がっていきます。

それから10年近くが経ちました。

空室がでると、何とかクロスを貼り替えたり、掃除をしたりの修繕費用を工面していました。でも、アパートも古くなり、ロフト付バストイレ一緒のお部屋は段々人気もなくなります。

自営業者だった大家さんは実は国民年金を支払っていなかったので、年金が入る年になっても年金収入は一切ありません。

年々下がる家賃と空室への恐怖。外壁や設備などにも修繕が必要になってきましたが、そんな経費にまわす余裕はありませんでした。

何とか、余りお金をかけずに部屋を直し、空室を埋めていく事が当社の使命でした。

 

ところが、それもいつか続かなくなる時がきました。

そこから、また続いていきます。

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