株式会社あすかハウジング
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毎週水曜日・第2、第4火曜日
2018年09月08日
ブログ

手放すしかないの このアパート②

築29年のワンルームアパート、家賃が下がっても、空室が出ても少々苦労しながら満室としていました。

でも、これから先には塗装、外部補修など修繕にお金がかかるようになりますよ、と大家さんにはお伝えしていました。

今は、雨漏りもせず大きな問題もおきていないので何とかなっていますが、大きな修繕費がかかった時に、対処できるかのでしょうか。

経過年数に応じ給湯器が駄目になったり、エアコンが壊れたりなどの問題には何とか頑張って対処してきました。

年金のもらえない大家さんは、他に収入も無く毎月入る家賃が大切な収入です。

その為、補修用のお金を貯めておいたりする余裕はありません。

でも、長期間借りていた入居者がもし退居すると、かなりの修繕費が必要になることが想像できます。それについて、考え方をいくつか提示していました。

それが、今年にはいり現実となってしまったのです。

長い間入居していた方が続けて退居。 さあ、大変です。

10年以上入居していた方が、まず年明けに退居。

こちらは、エアコンが駄目になっていましたが、その他については何とかクリーニング程度でいけるのではないか、と思いました。それでも余分な出費を抑える為、入居者が決まってからエアコンを交換することにしました。そのまま入居者を募集しました。でも、このロフト付ワンルーム1階のお部屋。

近隣の似たようなワンルーム値下げ競争や仲介業者へのお礼競争の中で大変苦戦しました。

その内に、隣室のこれも15年以上入居していた方も退居。

こちらは更にひどい状態でした。

バスルームのドアはこわれ、インターホンの線は切られ、クロスはタバコで前面茶 色。キッチンも古い電気コンロ、そして壊れた水栓。

また、一番狭いお部屋でロフトも狭く条件としては余り良いお部屋ではありません。

修繕費もかなりの金額が必要となるのは確実でした。

以前からお話していたように長期の入居者が退居した場合多額の修繕費がかかるかもしれない。

その恐れていた事態が遂に現実となってしまったのです。

まして、その入居者はなぜか大家さんが1件だけ知り合いの不動産会社を通して入れてしまったお部屋で、入居時の状況が全くわかりません。

入居者は、入った時からこわれていたなど主張しそれに対抗する何の証拠もありませんでした。

まして、入居期間が長く大家さんにとっては数十万円の修繕費を負担しなければなりませんでした。修繕費をお嬢さんに借りようかとも思いました。

でも、まず2部屋分の収入が減ります。更に多額の修繕費。

大規模に改修する為の費用もなく、70歳を超えた大家さんには厳しい状態です。

そこで、維持は難しいという結論になりました。

 

 

売却する事になり、大家さんの今後も心配

賃料は下がったとは言え、今まで350万以上の収入がありました。

もちろん、必要経費もかかり税金も差し引かなければなりませんでしたが。

それでも現実に目の前の修繕費を出す為には、借金するしかありません。

そこで売却する方向を考えました。

今までの定期的な収入は無くなってしまいます。それでも借金をしても、その費用を取り戻すまで何年もかかります。ご年齢も重ねてきてアパートの維持は正直重荷になっていました。更にお嬢様たちは、アパートはいらないと言われます。

それで、遂にご主人の残してくれたアパートですが売却する事になりました。

一度に数千万のお金が入っても、定期的な収入が無くなる事が、私はとても心配でした。他に収入のあてが無く、お金は使えば無くなります。

でも、売却するのは、もしかしたら最後のチャンスかも知れないです。

現況のままで少しでも高く売却し、確定測量など費用のかかる事は免除してもらえるように交渉を重ねました。

幸い、駅徒歩10分で立地もさほど悪くなく、最近の投資ブームもあり、無事に売却先が決まりました。

大家さんは、何だかスッキリしたようで元気になりました。

お嬢さんたちも、これからはお母さんの面倒をみると言ってくれました。

とりあえず、心配ではありますが、良かったと一安心しました。

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