柔軟剤の香りも公害になる
あるお客様から、柔軟剤の過敏症であるとお伺いしました。
最近は、ある意味香りブームとも言えるほど世の中に「良い香り」とか一日中香るます、というコマーシャルが流れています。
特に洗濯用の柔軟剤など、これでもかと言うほど売られています。更に香りを増幅するものや混ぜて使用するものなど本当にたくさんの香りというものが売られています。
香りを身につけている人は、毎日つけているうちに段々その香りになれてきてしまい
更に強い香りを求めていくようになります。衣服から、浴室、トイレ、また人混みの中。今やありとあらゆるところに、香りがあふれています。
ところが、世の中に溢れた香りで香りの過敏症を発症する人も増えています。
香りに溢れすぎている世の中で
現在は色々な化学物質過敏症が報告されています。
花粉症と同じで、発症する人はある一定の量の化学物質が蓄積してしまうと、ある日過敏症を発症してしまうのです。
そして一旦発症してしまうと、わずかな量の化学物質にも反応するようになってしまいます。
最近は、自分の匂いを気にしすぎる人も多くなり、少し汗をかいたりしたらスプレーをかけたり香りの強いシートで拭いたりします。
現在は過敏症でないと思う私も時々、そのシートやスプレーの匂いに顔をしかめる事も多くなりました。スギ花粉も、昔植樹されたものがたくさんの花粉を撒き散らすようになり、色々な要因もからみますが体の中のキャパシティーを越えたかたが花粉症を発症します。
それと同じで、この最近の香りブームで、体内の許容範囲を超えてくる人が増えるのもうなずけます。
科学物質過敏症の原因はあらゆるところにあります
皆さんも、たまに強い人工的な香りで気持ち悪くなったり、頭が痛くなったりした経験はありませんか。
頭が痛くなったりまでしなくとも、強い香りを身につけている方などを少々不快に思われることもあると思います。人工的な香りで不快になったりした事のある人は59%にも上るという結果も出ています。
実際に過敏症を発症した人は、あらゆるところで経ち込める柔軟剤の香りに悩まされ学校に通えない、電車に乗れない、仕事ができない。など大変な苦しみに見舞われています。花粉症などと違い、一年中人の衣服やスプレー、トイレなど溢れている香りは防ぎようがありません。
行き過ぎた香りへの依存や、体臭を気にかけすぎるなど考える必要があると思います。
何事も行過ぎたものは、どこかで必ずと言っていいほど弊害が生まれていきます。
皆さんも、一度化学物質の使いすぎを見直されてはどうでしょうか。
決してひと事ではないと思います。
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