中古物件で大丈夫?
予算を抑えたいので、中古物件でも良い、中古物件を買いたい。
不動産を購入しようとする時、予算を考えると希望エリアで新築は難しいかも知れない。そう考えて、中古物件であれば、と思う方も多いのです。
それも一つの選択肢ですが、築浅の中古は思ったより高い。じゃあ、少々年数は経っているけれど、金額はそれなりに安くなっている。ちょっと見たところ結構きれい。
中古ならではのお得感で購入する事にしました。
気をつけて頂きたいのは、売主が一般の方の中古物件の場合。
目に見えない箇所で瑕疵(かし)があるのかどうか、です。
売主は建物状況を報告します
物件を内見に行った時も、売主が居住していました。そうすると、家具や荷物もあるので細かい所までは見ることができませんでした。
それに、少々の遠慮にありますね。
売主さんから、周囲の状況や生活などをお聞きして気に入り、購入する事になりました。
契約時にはもちろん、中古の場合売主さんから物件についての設備や状況などを告知されます。ここが壊れているとか、エアコンはついているとか。
一番大事なのは、主要構造に対してで雨漏り、白蟻、柱、屋根など今までの状況です。
もし、悪い箇所があったとしても、それを買主様に伝えた上で納得して購入して頂くのです。
これは結構大事なのです。
もし、隠したまま売却してしまうと大変です。
購入した中古に雨漏りが--
以前、売主様が雨漏りがあったのにそれを黙ったまま、売却した事がありました。
売主様は、天井近くの柱の上にずらっと写真や賞状などを飾っていらっしゃいました。
こちらで確認に行った際、天井近くの壁を目視することができませんでした。
また天井には、たまたまシミが見えなかったのです。
売主様がお引越しをし、買主様が移ろうとした時に、壁の雨漏りが発見されたのです。
調べてみると屋根が傷んでいて雨漏りの原因となっていました。
これは、売主様の責任です。まして、それを事前に伝えなかった。これは故意と考えられます。
売主様に屋根の補修が必要な事をご説明に伺いました。
売主様は、ご立腹になり納得せずこちらに大変な勢いで文句を言われます。
でも、明らかな瑕疵であり売主の負担は致し方ありません。
結局、修繕をして頂きましたが、後味の悪い取引でした。
中古物件には、こんなトラブルは良くありました。
今は専門家による建物検査(インスペクション)サービスというものがあります。
売主様が自らそれをした上で売却に出すケースや、購入したい方が一緒に見てもらったりも出来ます。
購入後に嫌な思いをしないように検査を受ける事をおすすめします。
関連した記事を読む
- 2024/11/20
- 2024/11/19
- 2024/11/18
- 2024/11/17