家をやっと購入。そんな時に家庭環境などに変化がある事が良くあるようです。
色々探して、やっと気に入って購入した我が家。
一生の間にそう何度もある事ではありません。
資金に余裕のある方でなければ、一般的には住宅ローンを使用して我が家を手に入れる方が多いのではないでしょうか。
ところが、よくあるのが家を買ったとたん転勤。建物は注文で建ててお子様が二人だったので二人の子供用のお部屋を用意したのですが、引っ越して間もなくもう一人お子様がーーー。もちろんおめでたい事なのですが、まさかの事に部屋が足りない!
そんな風に、長年携わっていると家を購入すると不思議と家庭環境であったり生活に変化が出る方が少なからずいるようです。
転勤になってしまった。家をどうしよう
そんな中で、転勤になったお客様から相談をお受けします。
せっかく購入し一生住むつもりの家なんだけど、数年間空かしてしまうのは心配。
更には住宅ローンもあるので、その支払いも心配。
数年間の転勤で戻ってくる可能性のある方は、その家を短期間でも貸したいと言われる事が良くあります。
「転勤の間だけ家を貸したい」
そんなコマーシャルを見た方もいると思います。
そんな貸し方ももちろん可能ではあります。
でも、貸す方法を考えなくてはなりません。
短期間の賃貸であれば、やはり定期借家契約が良いと思います。
適した貸す方法は、定期借家契約です。
普通の賃貸借契約というものは、借主に有利と言えるところが多いようです。
貸主が貸すのを辞めたい、と思っても簡単にはできません。
借りる方の権利が守られているので、たとえ更新をしなくても家賃をきちんと払っていれば、一方的に貸主側から解約することは認められません。
貸主のやむをえない事情がある場合のみ。そうは言っても、自分が使用するから、とか古くなったので建て替えたいから。などは、理由として認められないのです。
そこで、期限を切った定期借家契約であれば、その期間と共に契約は終了できるのです。
もちろん、終了前に借主に対して終了することを通知する義務はありますが。
転勤の間だけ家を貸したい!それもありです。
そんな事から、単純に言えば 3年間の転勤期間であれば、3年の契約を締結するのです。借主側は、3年経過しなくても自分の都合で解約することは可能ではあります。
ですが、通常契約で「出て行かない!」と言われるような事態は避けられます。
3年と思っていたら、少々早く戻る事になった場合。それは、3年経過するのを待つ必要があります。
通常、このような家は一般的に出ている貸家より新しかったり、きれいであったり、便利な場所にある事が多いようです。
借り手は、築年数が何十年もの家を比べて魅力を感じると思います。
ただし、アパートより家賃が高くなるので入居時の契約金も少々高くなる可能性があります。
出来れば、貸家は長い間住みたい。そういう方が多いです。
実際、貸家の居住年数は比較的長い。
なのに、数年で退去するのは困る。という事があり、借り手を探すのに難しい面もあります。
でも、少々通常より安い家賃設定をしたり、など歩み寄ることがあれば貸し手、借り手にとってメリットのある契約ができると思います。
転勤族の方、こんなやり方もあります。
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