増加する生活保護受給。賃貸契約も大変です。
昔から、生活保護を受給される方はいたのですが
年々増えてきていると感じていました。
そして、このコロナによる不況が進むと
更に受給者は増えてくるのではないかと思うのです。
生活保護受給者と、賃貸の契約問題は更に増えるでしょう。
生活保護受給は様々な年代・受給理由があります。
生活保護受給と一口に言っても様々なケースがあります。
今と比べれば昔は受給される方も、もう少し少なかったようです。
身体的な理由で、どうしても働く事が出来ない。
とハッキリした理由が多かったようです。
でも、最近は仕事が無い。見つからない。
離婚の為、母子家庭になり生活が成り立たない。
勤め先がつぶれてしまった。
など、若い方からご年配の方まで本当にたくさんの
方がお部屋探しに見えます。
保護受給を受けるという場合
貯金も無い。不動産なども持っていない。
そういう方が対象なので、
賃貸のお部屋を探す事になるのです。
お部屋探しには、金額・希望など難しい問題もあります。
賃貸契約をするにあたり、まず問題はお部屋探しです。
賃貸を探す場合で家賃には上限金額があります。
その上限金額も市町村によって異なります。
だから、上限金額内で物件を探します。
借主も物件をもちろん選びたい。
でも、貸主の承諾を得られる物件の中からしか
探せません。
なかなか、希望と金額、双方の希望が一致する物件を探すのは
難しいものです。
貸主側が差別をするわけではありませんが
自分の不動産を貸す普通の方です。
生活保護受給者の中には、色々問題がある方もいます。
何かトラブルが起こるかもしれない、と
心配な貸主さんは リスクを取りたくない。と思うのです。
入居中は家賃滞納についての心配が無い!
入居中は、生活保護受給されている方は
もちろん、きちんと家賃が支給されるので
滞納の問題も出にくくなります。
家賃は、一旦受給者本人が受け取り、大家さんに支払う。
それも出来ます。
でも、受け取った家賃を支払わずに使ってしまった。
という事が過去にはよくありました。
使ってしまった家賃は、もう帰ってきません。
そこで、最近は家賃は必ず役所から直接大家さんの口座に
振り込んでもらう事を条件とするようにしました。
また、保証会社を利用してもらうようにします。
それにより、家賃の滞納が無くなります。
逆に、滞納の心配がないから生活保護受給している方に
喜んで、お部屋を貸す大家さんさえいるのです。
生活を守る為の制度。悪用は絶対にNGO
生活が苦しく大変な思いをされる方が増えています。
この生活保護という制度は
国民が健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
という理念に基づき定められたもの。
セーフティーネットの役割を担っているのでしょう。
ただ、受給者が増え地方自治体の財政も苦しくなったのも事実。
そこで、この受給額も以前より下がりました。
今後の動向はわかりませんが、
まだまだ 苦しい思いをされている方も多いでしょう。
それでも、その中でお部屋を探す方は
その難しさも理解して欲しいとも思います。
もちろん、公的支援であるのに
虚偽の申告で受給する方も実際にいました。
それは、更に本当に必要な方の首をしめるかもしれません。
絶対にやめて頂きたいことです。
次回、退去時の問題もお伝えしたいと思います。
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