入居者からトイレが詰まった!と切羽詰まった相談が
マンションの入居者からトイレが詰まった、との連絡がありました。
色々と試してみたけれど
流れなくなったそうです。
トイレは切実な問題ですね
そこでオーナーに報告を入れました。
オーナーも故障の手配に及び腰。でも困るのです。
そのマンションは、オーナーも同じ建物に住んでいます。
もちろん、オーナーが自ら管理する事になっています。
そこで、トイレつまりの報告と水道屋さんの手配をお願い。
ところが、オーナーの反応は、とても渋いものでした。
「トイレが詰まった?」
原因はわかりませんが、急を要する事です。
水道屋さんを手配して欲しいと言うお願いに対し
返事がありません。
そこで、
「よければ、こちらで水道屋さんを頼みましょうか?」
とお聞きしたところ
嫌そうではありましたが
「じゃあ、そうして」
と言われました。
入居者が困っているであろうと
早急に動ける水道屋さんを探します。
修理業者は、作業中も費用と作業の確認をしてきました
普段当社で依頼している水道屋さんは、都合がつきませんでした。
そこで、別の水道屋さんを探し
早速現場へ行ってもらいました。
費用の事もある為
業者さんは現場を確認しては
何度も状況の報告をしてきてくれました。
古いマンションなどの場合
トイレにペーパーが詰まってしまう
という事もよくあるそうです。
そこで、詰まりを通す作業を何度も行ってみました。
ところが、それでも解消されません。
その場合、便器を外してその中の配管を調べる事になります。
当然その作業にはそれなりの費用がかかります。
業者さんは、再度行うかどうかの確認をしてきました。
でも、直らなければ困ります。
作業を進めてもらうよう依頼しました。
何と、トイレの奥に洗顔用のチューブがはまっていました
便器を取り外し調べる事にはなりましたが
とに角、何とか詰まりは解消。
その後、入居者からは何の連絡もありません。
工事業者にこちらから確認を入れました。
それによると、何と便器を外し配管を調べてみたら
配管の中に洗顔用チューブがはまっていたのです。
当然、配管はすっかり塞がれていました。
洗顔フォームの上の汚物を取り出し
詰まっている状況を入居者自身にも確認させました。
「トイレの中に落としましたね」
と言ったところ、「知らない!」との答え
でも、それまで何の問題も無かったトイレ
原因は明らかです。
とに角、異物は撤去し問題は解決
過失でも、早めに届け出た方が問題は大きくなりません。
便器取り外しまで行ったので
費用も、それなりにかかりました。
詰まりの原因から、入居者の落ち度であることは明白
その為、入居者への費用請求となりました。
この問題から言えるのは
トイレに物を落としてしまった。
取れなければ早めに連絡をしなくてはなりません。
自分で解決できなければ、その時点でプロを頼む必要があります。
そうすれば、便器を外して調べるような大掛かりな作業を
しなくてもすんだでしょう。
結果、費用も少なくすみます。
これは、契約時にも故障、損害が出た時は早急に届け出る事
と説明してある内容です。
プロが見ると、ごまかしの効かない事が多いのです。
どうしようも無くなってからの報告は、被害が大きくなります。
借主の過失であっても、早急な対処を依頼したほうが
結局損害は大きくなりません。
あまりにも、ひどくなってしまうと損害賠償の対象に
なってしまう可能性もあります。
早めの対処・心がけて欲しいですね。
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